翻車魚世界
■No.17■おいしいまんぼう
マンボウは背びれと尻びれを使って泳ぐことはNo.6で書きましたよね。
そのため2つのひれを動かす筋肉が非常に発達しています。これが体側の白身となります。
このひれの筋肉で、肉質はやわらかく、肉繊維は強く、淡白な味になるのです。
マンボウって食用にされることもあるんです。
江戸時代の水戸藩では、マンボウが捕れると必ず領主に献上していたくらい美味だそうです。
肝油も薬として重宝されていました。
味はと言うと・・・私は食べたことがないのですが、
「白身で柔らかく淡白」、「カニとエビの混ざったような味」、「イカの肉に似て淡白」、
「鶏のササミのよう」なんだそうです。
若魚はおいしいらしいですが、大きな物ほど肝に脂がのっていておいしいんですって。
あと、身についているゼラチン質のところがおいしいとか。
そうそう、マンボウって肝も腸も肉も皮も食べることができるみたいです。
軟骨はコラーゲンが豊富で美容にいいらしいですよ。
ではでは、どのように料理して食べるのでしょう?
1.マンボウの身
冬は脂がのっておいしいらしいです。
マンボウの身は包丁を使うと味が落ちてしまうんですって。だから、手でちぎるそうです。
また、冷凍すると臭みがでるので水揚げ直後のものを食べます。
・刺身:わさび醤油やポン酢などで食べます。
・天ぷら:イカの天ぷらみたいだそうです。
・煮物
・鍋物
・肝あえ:身だけだと味が薄いので肝を加えて酢味噌であえます。
2.マンボウの肝
・酒蒸し
・肝あえ
3.マンボウの皮
・湯がいて生姜醤油で食べます。
4.マンボウの腸
腸は「ヒャクロ」といわれます。コリコリしておいしいらしいです。
・刺身:わさび醤油などで食べます。
・味噌漬、味噌煮
・バター焼き、塩焼き
*2016年・・・
ついに私にマンボウを食べる機会がやってきました。
詳しくはNo.27にて。