翻車魚世界

■ No.3 ■どうしてまんぼう?


マンボウという名前はどこから来たのでしょう?

マンボウは学名『Mola Mola』(モラモラ)と言います。
これは、ラテン語で「丸い体つき」を意味します。
「Mola」というのはひき臼にあたる言葉です。

英語では『Ocean Sunfish』と言います。
これはマンボウが海面に横たわって昼寝をしているように漂っている姿からきているようです。
同じ理由から『Moonfish』とも言われるようです。
また、頭だけのように見えるため、『Headfish』とも呼ばれます。

そのまんまですねぇ。(*´∇`*)

それでは、日本語の『マンボウ』はどこから来たのでしょう?
語源については色々な説があるようです。

『満方』『円魚』が由来という説。
これはマンは円いのマン、ボウは魚が訛ったものです。
どちらも体が丸いという所から来ていますね。

『万宝』が由来という説。
お守り袋の万宝に見た目が似ている所から来たようです。

日本では地方によって、『ウキキ』『シキリ』『ユキナメ』などと呼ばれます。

『ウキキ』の由来はOcean Sunfishと同じで、
海面に大きな体を横たえて漂う姿から来ています。
この姿が大木が浮かんでいるように見えたことから『浮木』(ウキキ)と呼ばれるようになりました。
『シキリ』というのは、体の後半から切れたような形をしてることから由来しているようです。
お尻が切られている。つまり「尻切り」から来ているのですね。
『ユキナメ』は、感じで「雪魚」と書きます。
身がイカに似て、白身で柔らかいことから来ているようです。

ちなみに『翻車魚』は中国漢字で「ひっくり帰った車輪」とか「転覆した車」とかいう所から来ているようです。



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